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ナノレベル4ポイントICプロービングの事例


今まで、Zyvex社製のナノプロービングシステムsProber、dProber、nProberと紹介してきましたが、これら装置を使ってどのような測定ができるのでしょうか?
今回は4つのポジショナーを持つsProberを使用したナノレベルでの4ポイントICプロービングに関する事例を紹介したいと思います。

2008年8月

 

右図は65nmノードデバイスのトランジスタへ直接 ICプロービングを行っている実際の図です。 (動画になっているので画像をクリックして是非動画を確認してみてください。)
   

65nmトランジスタへプロービング

上記動画のようにナノレベルでプローブを操作して、直接トランジスタへ電気的にプロービングを行います。
左図はN型MOS-FETの4プローブコンタクトのSEM画像。 ゲートプローブはパス-ゲートに繋がれ、4つのnチャンネルトランジスタでシェアされています。Psubプローブは基板コンタクトへ繋がれ、 S/Dプローブは被試験トランジスタのソース、ドレインに繋がれています。
このようにプロービングを行い、パラメータアナライザを使用して測定を行い、下図のようなIVカーブを取得することが可能です。


 

   
4ポイントプロービングで取得したIVカーブ事例


上のデータはsProberが電気的プロービングを行いIVデータを取得した事例。 n型MOS-FETのVdIdカーブを示している。


上図はp型MOS-FETのIVカーブをZyvex sProberで取得した事例
   

このように、光学顕微鏡ベースのプローバでは光学限界のために不可能になっていたナノレベルの測定も、SEMベースのプローバを用いることで、ダイ上のトランジスタを直接的に解析することが可能になります。



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